東住吉共同司法書士事務所

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東住吉共同ブログ

  

続 国の借金て何?
本日は、土曜日で事務所は休みなのですが、出勤しております。
土曜日はほとんど電話もないし、来客もないので、音楽を大音量かけながらマイペースに仕事ができるので仕事がはかどります。

さて、前回の続き。全く業務には関係ありませんが・・・(笑)

A日本の財政状態がこれ以上悪化(借金が増えること)すると、国債の金利が跳ね上がって、ハイパーインフレになるゾー! 

について、これは嘘です。

確かに、日本の借金は近年増え続け、対GDP比では200パーセントを超えています。デフォルト寸前まで陥ったギリシャよりも借金の比率は高いです。
しかし、日本の国債の金利はスイスに続いて低く、0.3パーセント程度で、ギリシャの国債の金利は7.2パーセントです。
経済規模を示すGDPとの比較では日本の方がギリシャよりも借金の比率が高いのですが、なぜか金利は日本の方がはるかに低いのです。

なぜと思いますか?

簡単です。ギリシャは信用がないから金利を高くしないと金を貸そうという人がいないけど、日本は信用があるから、金利が低くてもお金を貸してくれる人が多いだけのことなんです。

では、なぜ日本のことをみんなが信用するのでしょうか?

様々な理由があるとは思いますが、主なものは次のとおりではないでしょうか。

@日本政府は外国に多くの債権を保有しているから。(借金も多いけど、財産も多いということ)
 ←ギリシャはそうではない。
A日本の国債は円建なので、日銀がお札をすれば返済できるから。
 ←ギリシャはユーロを採用しているので、独自に通過を発行できない。
B日本の国債の保有者の多くは国内企業や日本人で、外国人の割合が少ないから。

確かに、日本の財政状況は褒められたものではないとお思います。しかし、財政状況を改善することだけを考えて、緊縮財政や消費増税を優先することでデフレから脱却できず、結果的に税収が減少し、さらに財政が悪化してしまいます。

次回は、この辺りについて書いてみたいと思います。
お付き合いありがとうございました。
  2015/11/14
 

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