地下鉄民営化
 
下室です。

大阪市の地下鉄が民営化されます。

バブル崩壊以降、テレビや新聞報道によって、「構造改革」「民営化」が国民にとって素晴らしい改革であるように刷り込まれました。大阪市でも予算を削りまくって、公務員の給与は下がり、劇場や楽団に対する補助金もカットされまくりました。そしてその集大成?とでもいえばいいのでしょうか、ついに大阪市営地下鉄が民営化されてしまいます。

おそらく戦前からだと思いますが、これまで何十年もかけて税金によって作られてきた大阪市の地下鉄です。ご存知の通り、地下鉄は大阪市の隅々まで張り巡らされています。これは民間ではなく「市営」だからできたのです。民間であれば採算の合わない路線に投資はできません。

大阪市は、この大阪市の宝とも言える地下鉄を民間に売却してしまうのです。
民間への売却の条件を詳しく調べていませんが、おそらく将来的に運賃は上がり、不採算路線では列車の本数は少なくなり、終電も早くなる路線も出てくるはずです。これは当然です。民間の会社は「利益」を追求するからです。

確かに民営化すれば市の財政は改善するのかもしれません。しかし納税者である市民の生活は必ず不便になります。財政が健全化して我々が収める税金が安くなるのであれば納得できるかもしれませんが、納税額は変わらずに不便だけを強いられるのです。さらに地下鉄を買った民間会社はこれまで税金によって作られて来た地下鉄を使ってこれから「金儲け」をするのです。

どうでしょうか?
財政健全化の名の下に行われる「何でも民営化」
誰が得をしているのか少し考えればわかるはずです。
  2018/02/08